KAWASAKI KZ1300・・・エンジンでござります♪その7

森山です。

KZ1300のつづき・・・

雨の多い日本・・・高温多湿の時期でござり・・・
正しい保管&正しい手入れ&正しいメンテの遂行がないと
腐食進行&劣化進行は加速いたします~。





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冷却系のメンテナンスでござりました♪

今回のエンジンは、走行距離だけでいえば極上ですが・・・
すさまじく時が流れており34年間も不動放置された
腐れポンコツエンジンでもござる!
何もせず載せ替えたら短命ですし
エンジンブローいたしたらもったいない♪

ベースエンジンとしては最高なので、
不良個所メンテナンス遂行いたしてから載せ換えるのが賢明でござる♪




















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「パッカン!」・・・サーモケース下側カバーでござる。

















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取り出したサーモスタット&スプリング
・・・腐った固形物(クーラント?)が付着っ。
エンジン冷却系は洗浄してからエンジンテストしておりますが
内部にはまだまだ残っておるのですなぁ~。


















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ウォーターポンプ前方カバー・・・
Oリング溝はかなり腐食いたしておりました。
この大きなOリングも生産終了部品でござります。


サーモケース下側カバーとウォーターポンプ前方カバーはリターンパイプにより
繋がっておりまして、サーモスタットが開くまでは冷却水はこのパイプに流れ込み
シリンダーとヘッド間をグルグルと対流いたし早期で水温を上げます。
水温が上がりサーモが開くとこのパイプ穴はサーモ下側に付くバルブにより
塞がれ対流の流れは止まり・・・同時にサーモ上側に付くバルブが開きますので
冷却水はラジエターへと流れていきます。
(サーモスタットの作動軸の上&下にバルブがござるタイプでして
4輪によく採用される構造なのです。)












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ウォーターポンプ前方カバーを外すと出てくるウォーターポンプインペラを
外して・・・裏手に付くメカニカルシールとOリング(冷却水シール)
さらに奥にあるオイルシール(エンジンオイルシール)を交換いたす
作業予定でござりました。


クリップを外せばインペラは簡単に外れる構造なのですが・・・
旧車特有の腐食等で固着しております。
いつものパターンの固着のように外れませんなぁ~。
・・・今回は超固着で全く外れない!

乱暴に引き抜くとインペラ変形や各破損となりますので・・
しかたなく数時間もかけまして「新型インペラ引き抜きSST」製作でした。
(図のSSTは2作目でござり1作目はボツでござりました。)














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・・・新たなSSTでも、簡単に抜けませぬ~♪
インペラが破損しないように・・・
あの手この手、駆使致しまして・・・














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数時間格闘いたし・・・ようやく外れましたぁ~♪
・・・なんだかんだで丸1日かかりましたなぁ~。

生産終了部品だらけのZ1300ですから
各部品を破損いたすと部品探しや入手のコストが大変でござるので
時間がかかっても慎重に作業ですなぁ~。
といえども、壊れる時は壊れますっ・・・
ポンコツ旧車はそんなこんなの連続なのでござる。















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インペラ裏手・・・腐っております。

















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シリンダーに装着されるインペラ駆動シャフトも・・・
猛烈な腐食!!!土に還る途中でござり~!

・・・つづく。




by moriyamaeg | 2020-05-28 01:16 | エンジン編

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