KAWASAKI KZ1300・・・エンジンでござります♪その14
2020年 09月 27日
KZ1300のつづき・・・
お次は、エンジン前方に装着されるウォーターポンプインペラ、
メカニカルシール、各ケーシング、配管、サーモスタット等々の
各メンテナンス開始でござり~♪
走行700Kmポンコツ部品と中古ドナー部品の2セットの全部品を
大掃除いたし点検確認ですなっ。
・・・使える部品で組み上げていきます。
(両者、使えない部品であれば、さらなるドナー探しでござります。)
上:インペラ駆動シャフトのオイルシール
中:インペラに装着されるメカニカルシール(回転側)
下:エンジン側のメカニカルシール(固定側)でござり
こちらのメカニカルシール裏手にコイルバネが装着されており
スリップリング同士を接触させております。高精度な面接触のみで
冷却水の漏れを防いでおる優れもの♪
KZ1300は
水温上昇での最大内部圧力は0.9気圧(ラジエターキャップが開く)です。
社外品ハイプレッシャーのラジエターキャップ装着はやめましょう。
メーカー指定のプレッシャーは厳守でござる。
左:ドナーに装着されていたもの
中:走行700kmに装着されていたもの
右:新品
・・・これで長生きできますなぁ~。
(重要部品のメカニカルシールも生産中止部品なのでござります。)
大掃除いたし点検確認っ。
内側も外側も腐食でござるので大変です。
液状ガスケットを塗り組み立てるのはやめまして・・・
大掃除致します。
・・・ので、さらに磨き込みますっ。
エンジン前方に装着される部品ですが・・・
正面は綺麗でしたが裏面が腐食だらけで・・・
裂けたような激しい腐食溝がござり・・・
あまりにも腐食溝が大きく深いので使用不可。
そんなこんなが数日続き・・・
ポンコツ部品の再生だけで全てOKというわけにはいきません、
再使用不可の新品部品は必要なのです。
なければ組み立てられないので新品を探しまくるしかないのですな。
旧車ポンコツ修理の場合、分解組立など全作業の2パーセントほどで・・・
加工したり作ったり・・・しかも何回も・・・ほんとうにいやになりますっ。
新品部品がメーカーから買えれば点検・分解・部品交換・組立だけで済む
内容でござり・・・結果も最良ですし逆に安いですっ。
しかしながら、99%の部品が生産終了となった今、快調を目指すのは
大変です。
・・・つづく。