KAWASAKI KZ1300・・・エンジンでござります♪その16
2020年 10月 04日
KZ1300のつづき・・・
時は2020年春・・・桜の季節。
店先のヒアシンスは、今年も咲いておりました♪
毎年、青色が先に咲き・・・隣の桃色は少し遅れて咲くのでござる。
覗き込みますと・・・桃色のつぼみがござります♪
近年、小ぶりになっておるのが気になりまする。
花を咲かせるためのエネルギー消費は膨大なのでしょうなぁ・・・
球根も歳をかさねてきておりますので・・・
無理も効かずのエコモード開花ですかな。
・・・また来年お会い致しましょう♪「長生きしてくだされ。」
そんな春の日・・・
店内ではKZ1300エンジンの開花準備でござりました♪
これまでのエンジン修理作業で拙者のエネルギー消費量も膨大・・・
塗装作業はのんびりエコモード♪
オーナー殿も膨大なエネルギーを消費いたしての錆び除去でしたなぁ~。
最終下地磨き作業開始でござりました。
油分やホコリも大敵でござりますので完全除去いたします。
「ジャ~ン」・・・工場内には廃材塗装ブ~スっ♪
これがないと工場内がとんでもないことになります。
ベニヤ板と段ボールの廃材でできており
簡単設置&簡単撤去でござり~。
中央奥にある丸穴から塗装ミストを吸引させます。
風の流れが手前から奥へと流れるように扇型形状で
同時に換気も出来まする。
吸引ダクトは1馬力のブロワーへ繋がり
ブロワーの排気ダクトは水桶に繋がっておりミスト回収でござる。
また、埃は大敵ですので工場内もモップ掛け・雑巾がけの大掃除で
外には散水でござりました。
・・・・・・・ようやく塗装開始でござる♪
古い塗装は腐食除去と共になくなりアルミ地でござりますので
足付けを良くするための下地剤を塗り・・・
そしていよいよオーナー殿希望のR32スカイラインのガンメタへと
塗装でござりました。
エンジン左面・・・・
シリンダーヘッド上面・・・・
エンジン前面・・・・
拙者の作業ポジションはほぼ不動でござり・・・
基本、塗装ミストの関係で風下へ向かってのガン運びでござり・・・
その分エンジンの向きは忙しく変えていきます。
111kgの重いエンジンをクルクルと回転させながらの塗装でしたが
木製のエンジン台と当店床材の相性(少ない摩擦)は良好で回転楽勝でした。
(重すぎる場合はエンジン台下面の四隅に樹脂まな板装着ですっ。)
大変でござる。塗装の入りやすい部分と入りにくい部分の差が大きいのです。
また、エンジン形状凸凹ではカウルやガソリンタンクと違い塗装面のバフ仕上げも
困難でござるので・・・
ミストにやられないようにつやを出しながらまんべんなく必要な塗膜厚といたし
綺麗に塗っていきます。・・・X3度塗り
てな感じでエンジン上部の塗装が完了いたし♪・・・お次は。
エンジン底面の塗装でござる。
エンジン台で底面は塗れませんのでエンジンを吊るしまして・・・
塗装の乾燥・・・数日間、吊るしの刑でござりました♪
・・・つづく。