KAWASAKI KZ1300・・・エンジンでござります♪その20
2021年 01月 24日
KZ1300のつづき・・・
オイルパン系部品の装着です。
・・・装着ボルトも塗装されておりますので・・・
ボルトの塗装は剥離作業いたしました。
なんと、メーカー小売価格は最終販売時で9000円でしたなぁ~!
純正ヘッドガスケットは今でも入手でき約18000円ほど・・・
カワサキの純正部品、近年の値上げ幅はハンパないような気がする・・・
刀の部品もかなりの値上がりですなぁ~~。
そんなものなのか・・・
「ひとまずエンジンが終わったぁ~~~~終わった!」
通常であれば残作業として・・・
ラジェター系、マフラー系、キャブ系の装着で完成なのですが・・・
分解いたすところもれなくトラブルが発生(壊してある)のKZ1300・・・
適当作業の超危険なバイクでござります!
全バラのレストアをされたとの事なので・・・
こりゃ、全部見なきゃオーナー殿が死んでしまう~。
ので、追加作業開始でござりました。
駆動系、前後足廻り&前後ブレーキ廻り&その他もれなく・・・総点検修理となりました。
「ほら!壊してる~~~~!」
フレームピボット部分に装着されております。(重要部品)
通常のチェーン駆動と違いシャフト駆動ですとスイングアーム内を縦方向へ
シャフトが貫通しておりますので横方向へのピボットシャフトは通せない構造
なので左右独立でのピン抑え・・・強度剛性確保のシビアな作りでござる。
また、対向でのテーパーベアリングですので・・・
調整が重要でござりセンター位置決めとベアリング予圧調整は肝でござり
全ての動きと強度剛性に関連いたします。
・・・死んでおる。
ボルトはサンダーでチョン切られ~~~~~!
サンダー攻撃によりヨレヨレの凸凸凹凹~~~~~~!
タガネの打痕もござり・・・
高精度のフレーム側穴内径とピン外径が全てなのです!
知らないとは恐ろしい・・・・
サンダーで削りまくりテーパー仕上げ♪
ベアリング挿入部は超腐食♪
ベアリング挿入部(先端ピン部)も腐食し
シール接触部分もかなりの腐食であったはず・・・
特に激しい腐食はフレームピンの外部露出部でござり・・・
抜けない原因~。
確かにこの腐食固着したピンを外すのは大変なのです。
(程度良好で錆びていなければ手で抜けます♪)
・・・プレート部分にタガネやマイナスドライバーを
叩き込みピンを抜いたのでしょう。変形し大きなキズもつくので
サンダーで&腐食もサンダーで・・・
・・・こりゃもう完全にアウトでござるので新品部品又は程度良好な
中古部品へ交換いたすべきです。(もちろん生産中止)
・・・交換部品が必要で・・・これまた探しまくりますかぁ。
なかなかここだけの小物部品は出てこないのですなぁ~~~。
・・・意外と小物部品探しに泣かされます。
やられております。
この先の作業も・・・
もれなくこんな感じでして、タメ息だらけでござる。
直せますが膨大な時間がかかるしコストもかかる~~~っ。
・・・つづく。