ボール盤でござる。・・・その2
2021年 02月 02日
ボール盤のつづき・・・

スピンドルシャフト&ラックスリーブを引き抜き・・・

外しました。
左が、スピンドルシャフト外周にラックスリーブ。
右が、ピニオンシャフト。

ラックスリーブ(筒)に切られた15枚の歯・・・
上部最後の歯のちょいと上方に凹み傷っ~~~。
小さい傷ですが、作動上は大きなキズでござるのです。
この傷は・・・多分、ピニオンギアの歯で押されて付いた傷のようで
この位置がストッパーとなってしまったのか・・・
もしくは分解時に落しての打痕か・・・
・・・日々の作業で、
フルストローク(80mm)を超えてピニオンシャフトに大きな
力(加速度的力)を加えますとピニオンギアの歯が・・・
ラックスリーブの最後の歯を超えてラックスリーブ外周(歯の無い部分)へ
強く干渉しての凹みか?・・・
・・・一撃での凹みなのか、日々蓄積の凹みなのかは不明でござる。
「ストッパーはどうしたぁ~~~。」
てな感じでござりますが・・・
ひとまず、壊れておるのは事実っ♪
傷は凹んでおりますが外周付近はせり上がり凸でござる。(この凸が問題)
ヘッドにあるラックスリーブ装着穴の内径より凸傷は大きいので
引っ掛かるのでした。
もちろん傷付いたまま使用しておりますのでスリーブ穴の
接触部分も傷付いておりました。
幸い幅が小さいので傷修正いたせばOK♪

凹み傷や変形の有無・・・小さい損傷であれば傷修正でござる。

物を置く、戸の開け閉め、鍵の開け閉め、蛇口の開け閉めも・・・
素晴らしく丈夫なストッパーやクッションがあるわけではない。
貧弱なカギを鍵穴に刺し込み回すのも実は絶妙な作業でござり
角度も力も絶妙なのでござる。
素早く回したり・勢いよく開閉したり・乱雑に置いたりしたら
余分な力が必ず破壊の力へ変化致し・・・金属であっても疲労が
蓄積いたしますので短命となる。結果、ランニングコストがかかる。
長生きさせるためには、やはり材質と構造と取扱いぐらいは理解し
全ての操作は絶対に限度を超えないよう優しくスムーズに行うべきです。


ラックスリーブ&スピンドルシャフトを大掃除・・・


ヘッド各部も大掃除完了♪
「さてと、組み立てますかぁ~。」

各部品の組立&調整でござりました~♪



ドリリング・タッピングの作動確認・・・「合格でござる♪」

・・・仕上げの大掃除と脱脂をいたし・・・

アサヒペンでござる。
「高耐久鉄部用」・・・「よしよし♪」
「錆落としが不要!」・・・マジか?
拙者、苦労いたして錆落とししたのに・・・
「そんな事があるのか~~~そりゃねーだろうっ!」



垂れにくく厚塗りできて最高~♪

早速、初仕事でござり~♪
昨日も本日も快調に仕事をこなしております~♪
「むこう20年は頑張ってもらいましょう!」
・・・おしまい。