森山です。
S殿号エンジンオーバーホール・・・その2

部品供給のリミットとS殿のバイク人生を考慮いたした結果・・・
最終決断は、ロングライフ仕様でのフルオーバーホールに決定!
「今後も快調で末永く乗り続けたい」S殿の希望を叶えます♪








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S殿、中古で購入のGPZ900R(A12)・・・
経過年数は約20年、走行距離は約50000km(多分)のエンジン・・・
現状、大きな問題は無く(多分)快調ですが・・・
今後20年・・・快調なエンジンを目指しますと今のうちでござる。














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・・・分解開始でござります♪

















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カムシャフト・・・虫食い・・・
















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広範囲での虫食いでござり・・・














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ロッカーアームもチビっております。
・・・カム&ロッカーは新品部品供給がござるのでOK♪
















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シリンダーヘッド外しまして・・・














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出てきたピストントップ・・・
1番&2番は、少々オイル上がり発生・・・
3番&4番はOK。

















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シリンダー外しまして・・・出てきたピストン。
(図は4番ピストン)
















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外したシリンダー内壁を確認いたしますと(図は2番シリンダ-)
長期放置期間で発生いたした錆痕が広範囲にござり残念・・・
大きな凹もござりますのでオイルも上がりますっ。
ボーリング加工で直りますが・・・
肝心な純正オーバーサイズピストンは生産中止でござる。
K972ピストンにてボアアップ♪

















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コンロッド小端部のピストンピン穴も程度良好♪

その後の点検測定の結果、コンロッドAssyは元気でござり♪
「コンロッドは生産中止なので助かりましたなぁ~。」

















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クラッチAssy・・・程度はまずまずですな。
(クラッチハウジングは生産終了部品でござりアウトだと辛い・・・)















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各補機類・・・
余命が少ないのなら迷わず交換いたします。

















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オイルパン外し・・・内部点検・・・
S殿のオイル管理は良好で綺麗なものでした♪















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上下クランクケース分割いたし・・・出てきたミッションAssy・・・
アウトプット側の1速&2速ギアのガタツキがかなり大きく
なっております。
(現在、殆どのミッション部品は既に生産中止でござります。)
















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シフトドラム&シフトフォーク系は良好♪
(シフトドラムも生産中止ですっ。)















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クランクシャフト&クランクメタル・・・













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コンロッド&コンロッドメタル・・・点検測定いたします♪

















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バルブ系各部品・・・点検測定。
(この調子じゃ、バルブ&バルブガイドもそろそろ生産中止なのでしょうかぁ~。)














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ヘッドAssy・・・
大掃除致し点検測定。














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クランクケースも大掃除致し・・・
















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各部点検測定でござり♪

エンジン構成部品の全てを点検測定いたしまして
使える部品と使えない部品に仕分けていきます。




・・・つづく。







# by moriyamaeg | 2018-12-13 23:21 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
長く使える条件・・・
高耐久な素材とシンプルな構造&設計が一番!
たやすく修理ができ、補修部品も簡単に入手出来れれば長く使えます♪






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ストッパーのスクリューとOリング交換で復活でござりました♪
10年間の酷使でフレーム各部の変形もござるので・・・
分解修正いたします♪
(樹脂製ですと経年劣化や乱暴な扱い(強い力)で破断いたして終わります。)

















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上方持ち手部分の右側が大きく変形っ。(軽トラでひいたことがござりっ・・・)

店の表に10年間放置でござりますが、さすがステンレス製で腐食ゼロです♪














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修正完了♪















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パイプ接続のR部分も修正っ。













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メインフレームも歪み修正完了♪













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サイドにあるドラム保持のブラケットも修正っ。
・・・樹脂には無い特性でござり簡単に直ります♪
「やっぱり、フルメタルは最高ですなぁ~!」














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・・・完全復活でござります!

今回のスクリュー摩耗の原因は・・・
水道蛇口を開けると水圧がかかり水道蛇口ホース装着部「ノズル」にも
外側への大きな力がかかりますっ。
抜け止めスクリューと溝に大きな力がかかったまホースを伸ばしたり巻き取りますと
早期摩耗いたしますっ。・・・てな感じでござる。
長く使うのであれば・・・
ホースを伸ばしてから蛇口を開ける事と、
ホースを巻き取る前に蛇口を閉めて散水ノズルのトリガーを引き
ホース残圧をゼロにしてからホースを巻き取る事ですなっ。















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さらに10年、頑張ってもらいましょう♪














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最後に、感謝の気持ちで各部磨き上げ完成でした♪



# by moriyamaeg | 2018-12-02 21:52 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(0)
森山です。

長期にわたり・・・
整備に必要な工具類のリニューアル&データー収集等で
ずいぶんと時間を費やしておりました。

ようやく時間が出来ましので、久しぶりの更新でござりますっ♪










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当店で長年愛用(約10年)の散水ホースリールから・・・遂に水漏れ発生っ!
「NEWサンフラワー」ステンレス製でござります。
さすがフルメタル!長い間快調でござりました♪
で、買い直し?・・・
いやいや、高耐久モデルですからメンテ遂行でござる。


これ以前は、樹脂製の散水ホースリール&散水ノズルを複数個使用しましたが・・・
劣化や強度不足であまりにも短命(当店の使用で3~4年)さんざんでござり・・・
樹脂製なので壊れたら買い直しのパターン(安いがランニングコストがかかる)・・・
で、(株)本宏製作所殿のステンレス製「NEWサンフラワー」の採用でござりました。




















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価格は樹脂製よりちょい高いですが、超長寿でござるので遥かにお得なのです♪
(もちろん丁寧な取扱いと定期メンテナンスは基本となります。)

劣化&摩耗&腐食いたす部品の少ないモデルですから壊れても直せるのが一番!
長期間の使用ですと蛇口ホース装着部(ドラム回転での水漏れ防止部分)だけは
樹脂部品とOリング使用でござるのでメンテが必要でござるが、
リペア部品「ノズルセット」としてメーカー殿から部品供給されてます。
・・・さすがでござります♪
(長く使えるものほど長期部品供給されるのですなぁ~。)




















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水漏れの原因追究の為・・・分解点検っ。

ドラムシャフトでござる
水漏れ防止Oリングと抜け止め防止溝がござります。
Oリングの劣化か・・・















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水道蛇口ホース装着部「ノズル」でござります。

Oリングの相手側である樹脂製ノズルの問題か?・・・
















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漏れの原因は!・・・ノズルにある抜け止め防止スクリューの摩耗でござりました。

長期使用によりスクリュー先端が摩耗いたしみごとに無くなっております。
















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Oリングの隣にある溝に・・・
スクリュー先端が刺さりまて抜け止めとなるのですが・・・
長年のホース出し&巻取りによる回転で少しづつスクリューが摩耗いたし
最期は完全に無なりまして・・・ドラムシャフトとノズルが水圧により外側へ移動っ!
ノズル位置が大きくずれOリング位置もずれ・・・隙間ができて水漏れ発生でござる。















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右旧。・・・ノズルの抜け止め防止スクリュー(先端摩耗いたし短くなっておる。)
左新。・・・適正な長さの新たなスクリュー(店のネジ箱にあったネジでござる。)
















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摩耗した旧スクリュー先端にはバリがござりまして・・・
簡単に抜けませんでした。(丁寧にバリ除去してから抜きました。)















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新たなスクリュー装着♪
この出っ張り部分がドラムシャフトの溝に入り込んで
抜け止めとなるのでごござる。

このスクリューの摩耗だけで・・・
新たな散水ホースリールを購入いたす事もあるのでしょうなぁ~。


・・・つづく。








# by moriyamaeg | 2018-11-29 22:48 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
カワサキGPZ750 A1の
エンジンフルオーバーホール(ロングライフ仕様)でござります♪









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燃料系不調での修理依頼が数年前でしたなぁ~。
(燃料が薄くエンジンが吹けない症状でした。)















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燃料系フルメンテナンスでエンジンも吹け上がるようになりっ♪
各部のヤレた当時物部品や不調な部品達も・・・
2年に一度の車検時に少しずつリフレッシュいたしてまいりました♪














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燃料系メンテから年月は流れ・・・














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今回・・・エンジンオイル漏れ修理でござる。














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オイル漏れの場所はヘッドとシリンダーの間
(カムチエーントンネル部前方)でござります。















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オイル漏れのみの修理か・・・
同時に腰上オーバーホールを遂行いたすか・・・
今後を考えまして腰上&腰下のフルオーバーホール遂行か・・・
最終決断は腰上&腰下のフルオーバーホールでござりました。
(必要な部品が全て揃うのが第一条件となりますがロングライフ仕様を目指します♪)


AMAスーパーバイクレースで活躍したKZ1000S1の後・・・
レギュレーションは排気量750ccとなり・・・
その一発目がこのGPZ750(DOHC2バルブ空冷4気筒)でござりましたなぁ♪
で、最強エンジンのホンダはVF750F(DOHC4バルブ水冷V型4気筒)・・・
パワーもござるが独特の排気音でしたなぁ~。


つづく。









# by moriyamaeg | 2018-11-10 21:47 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)

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