明日、水曜日は定休日です。・・・もちろん、定休日も仕事!・・・いやっ・・・休んで、充電でござる。
木曜日から、また楽しく仕事でござる。♪~
新製品の開発もしなければ・・・これまた楽しくでござる。♪~
メンテナンス&チューニング作業のZRX400~ZRX1200!最近ZRXシリーズの御来店も多いです。
400以外は青メタがそろいました。・・・後方のZX9Rも青メタですなっ。
全車両!楽しく作業でござる!

バイクとは無縁の物ですが。。。。。これは何?・・・・・

NASAから依頼の、でかい部品でござる。・・・1mm厚のステンレス板で作ってますので軽い。

四角いのもあります。・・・こちらも1mm厚です。
丸いのと四角いのは、今回で3セット目の製作でござりまする。
マフラー以外でも・・薄板での製作物OK!図面頂ければ製作いたしまする。

本日から、スタート致します。
Z1000Jのエンジンフルオーバーホールでござる。・・・・エンジン摘出いたしました。

オーバーホールは2回目・・・・・・トータルの走行距離は、かなり走ってます。
アウトプットシャフトが・・・激減りする位・・・ガタガタです。・・・また、
最近、オイルの消費も多くなってきている。・・・・いよいよでのオーバーホール依頼でござる。
・・・コストをかけて?(掛かっちゃいます。)・・・高耐久で長く気持ち良く乗れる仕様での作業です。
「春には乗りたい!」・・・・とのことで・・・拙者、がんばります!

GS750とZ1とZZR1100Cのオーバーホルを同時進行しておりますが・・・
明日からZ1000Jのエンジンオーバーホールも参戦でござり・・・
ブログのアップがややこしい事になりそうでござる。・・・ので、抜粋してレポートですなっ。
シリンダーヘッドからバルブ廻り外しました。

カーボン堆積してます。・・・硬いカーボンでござる。

吸気バルブです。・・・積ってますなぁ~。

このバルブは特に白い・・・あたりの位置も上過ぎ・・・
排気バルブですが、・・・焼け過ぎて真っ白でござる。・・オイルも燃え尽きる超希薄でござる。
キャブも今一。エンジンも今一・・・調子悪いはずでござる。

・・・手で振った感じでも超アウト!・・・測定するまでも無く、ものすごく減ってます。・・・簡単に、
バルブとガイドのガタ(クリアランス)をカワサキ・サービスマニュアル式簡易測定します。

ゲージ側に押したところを0mmにします。・・・そこから・・・

反対側に引きますと・・・ガタの大きさが分かります。吸気側は、0.22mmで限界です。

排気側です。・・・押したところの0mmから・・・・引きますと・・・・

0.50mmを過ぎ・・・・さらに・・・

0.90mmを過ぎ・・・・なんと・・・

ダイアルゲージ1回転オーバーの・・・・1.15mmで止りました。・・・唖然。
・・・ガタの範囲こえてますなっ。

カーボンを除去いたしました。・・・毎度の事ですが・・・疲れます。

落したカーボンの山。

吸気側です。・・・・当時物の・・・ガイドは銅です。

排気側です
その昔、ヘッドの・・・シートカットだけしたのか?・・・あたり幅が異常に狭い・・・0.5mm以下・・
新車時の標準幅は1.0mm前後で・・・距離が進めば・・・磨耗し幅広くなります。・・・
ガスケットの状況から・・・作業は大昔のようです。・・作業は海の向こうでしょうなっ。

これからシリンダーヘッドのオーバーホール・・・
IN,EXガイドとIN,EXバルブを交換しシートはやり直しまする。

左は、組み立作業中のGS750用、純正STDピストン。・・・
右は、Z1に使用します純正0.50mmオーバーサイズピストンで、これからボーリングでござる。

クランクシャフトは程度良し(抜群!)合格スタンプの通りですなっ。
小胆部の傷などもなく、振れも0.018mmでござった。・・・ホッと一安心。

これから・・・セルモーター締め付けボルトの折れ込み修理。・・・・それと・・・

ジェネレーターカバーの取り付けねじ穴・・・ダウェルピンの穴でもある。
見た感じ、大昔に折れ込んで、作業断念の模様。・・(ネジの頭だけカバーに接着されてました。)
のぞきこむと・・・様子がおかしい・・・「いずれにしても修理でござる。」・・・・・・続く。

今日は特に寒い・・・・なぁ~。
冬の時期・・・整備士の油まみれの手はガサガサでござり・・・血が出る事も・・・
カワサキZZR1100C エンジンオーバーホール。その3
分解のつづきでござる。
このC型で・・・末長く、調子よく乗りたいとの事で・・・
最近、ミツションの入りが良くない&距離も進み年数も20年以上経過しヤレタ部分もあり・・・
各部品が全て揃ううちにオーバーホールしときたい。・・そろそろかな?・・での依頼です。
分解してみて駄目な部品や長く使えそうにない部品を交換するのですが・・・一時しのぎでは
・・・長く乗れないのできっちりと作業でござる。
(もちろん、ベースとしてガタガタなエンジンではないので、使える部品はちゃんと使います。)
腰上のメイン作業は、動弁系とシリンダー&ピストンのメンテでしょう。
腰下のメイン作業は、ベアリング系、ミツション系とクラッチ系、その他長くない部分のメンテでしょう。
・・後、錆びた冷却系も完全にメンテナンス&部品交換いたします。・・・
忍者系のエンジンは構成部品が多いので購入する部品の量は多いでござる。・・・ので、
今回は、エンジンの化粧は無しですなっ。
クラッチカバー外し。
・・・・C型専用の大容量クラッチです。その後のD型・・・ZRX1100へと進化していきます。

オイルパン外し。・・・内部は綺麗でござった。
もくもくと分解のようですが、証拠を消さぬように・・・各部確認しながら分解していくのでござる。

ミツションカバーに付く・・・・
丸い筒状の部品でダウェルピン(ドエルピン)といいます。
部品が決められた位置に正確に装着できるようにするノックピンです。
カムシャフトのホルダー等にも使われてます。
圧入されていませんので通常は簡単に抜けるのですが・・・
錆びたり固着したりで抜けない事も・・多々。

そんな時・・・・
中程度の錆びや固着なら・・・「ダウェルぬきぬき君」で抜きます。

挟んで・・・・

「スポン!」・・・引き抜きました。

こんな感じです。・・・・
この「ダウェルぬきぬき君」は拙者が作った専用工具でござるが、とてもスピーディー!
これで抜けないくらい固着している時は・・・兄貴の「ダウェル噛み噛み君」で引き抜きます。

こちら・・クランクケースのボルトでござる。
・・・腐食してます。

さらに腐食してます。・・・

こちらは・・・・超固着で回りません。
・・・折れると作業が増え・・・時間が掛かるので・・・・これから、緩める為の努力をします。
・・・あまりにも回らない時は折りますが・・・

そのほかのボルトもご覧ようです。・・・ドライで組むと錆びますなぁ~。

固着ボルトとの戦いも終わり・・・
・・・無事、ケース分割いたしました。

クランクでござる。・・・これから摘出いたしますが・・
・・・クランクキャップがまだ装着されてますので・・・これから外します。・・・「あれっ?」

「何これ?」・・・・・・・・・・オイルデリバリーパイプの装着穴に・・・・「とんがり君?」

大きな切り粉でござった。・・・・穴あけ加工後、洗浄を免れた「根性の切り粉」ですなっ。
オイルライン・・・あってはならないものでござる。
あぶない。あぶない。・・うまく流れを確保しとりましたなっ。

クランクAssy摘出いたしました。・・・C型クランクは忍者系で最軽量クランクでござり。

クランク各部点検します。
振れは0.02mm・・・ジャーナルも問題なし・・・高価なクランクは真っ先に点検でござる。

その4へつづく。
寝正月から、特に運動もせずでメタボってます。
身軽な体は何処へ・・・・最近、段差でつまずく足腰になっておるではないか・・・
このままでは・・・まずい。。。
運動しなきゃで・・昨日は、ボルダリングでござった。
壁登りでござる。・・・・石を掴んで登るのですが・・・初心者~上級者までござり・・課題で
掴める石が決まっておりまする。・・・簡単に掴めないし、足も簡単におけない・・・実にむずかしく
次々と移動ができず、じきに落ちます!
技と頭と体力と精神力と・・・必要でござる。

ロープもござり!
石を掴み足を使い・・・高いところまで登ります。
ロープはもちろん命綱でござる。

こちら、達人の伊原メカ!・・・・目標は、もちろん類人猿でござる!
石の位置を確認中!(もちろん達人コースで手も足も指示された石しか使えない。)
・・・手順&足順を考え・・・

登り始めます。・・・「ヨォーシ!」・・・

「こんなものは!」・・・「アラヨッ!」・・・「ウリャッ!」

「楽勝じゃぁー!」・・・「オリャーーーッ!」・・・・「ウッ、キィーーー!」

「次はあそこじゃぁー!」・・・・・「ソリャーーーッ!」・・・・「ビヨ~~~ン!」

「ひゅ~~~~~~~~~~~~~~っ!」

ボルダリング2回目のK君でござる。
・・・・「行きますよぉー!」

「ここまで来れば・・・あともう少しで・・・・掴めるうっ・・・」

「ひゅ~~~~~~~~っ」・・・・消えました。

「これを掴みたい!」一心でござる。・・・・・・・・・・・・・・もちろん、「おっぱい」でござる!

K君!「おっぱい」アタック中!・・・・・・なかなか進めずなので・・

拙者、・・・・手助けでござる!
「どうよ?」・・・・・・・「俺!楽チンすっ!」
その後、道のりは遠く・・・・「ひゅ~~~~~~~~ぅ!」

拙者も!ぱいおつアタック!

掴みました!「イヒッ!」
・・・が・・・・ゴールは後4つ先の石でござる。・・・何回、アタックしても・・・
「おっぱい」までは辿り着くのですが。。。。次の唇(唇の形でござる。)までが行けませぬ。
ものすごく手が引っかからず。。。。指先が超痛い。。。足の送りが悪いようですが・・・・
邪念は捨てた方が良いようでござるなっ!

あきらめのつかないK君!・・・「俺ぇ~も!」・・・「俺ぇ~~も!」・・・「絶対に~!」・・・
仕方ない!・・・・・・つまみ上げますかぁー。

寒い日でも雨の日でも楽しくできまする。また今度でござるなっ!

kawasaki Z1 のエンジンオーバーホールでござる。その3
本日は、腰下の分解レポートです。
腰下分解中。・・・・・・・エンジンのクランクケース右側&左側の各部品を分解いたしました。

分解した、クラッチ系の部品です。・・・大きな問題はないようです。・・ただ・・

スチールプレートは錆び発生してました。

クラッチハウジングです。・・・ちょいと錆び。・・錆びの反対側にスラッジが溜まっています。
・・Zのクラッチハウジングはクランクケースを上下に分割しないと外れない。・・・

スターターのワンウエイクラッチです。・・・外の部分は錆びてました。・・内部や機能部分は
磨耗や錆びは無くでした。スタータークラッチギアのローラー接触面、程度良し。
今回は、再使用可能でしょう。・・・カバーの錆びだけは除去いたしまする。

こちら、外したオイルパン内部・・・
長年の・・・ヘドロ状のスラッジが溜まっております。・・・大きな金属片などは無し。
各ガスケットやOリング類はカチカチでござった。・・・剥がすのが一苦労でござりまする。

オイルポンプです。・・・現在も生産されております!
今回、オイルポンプは交換する予定です。

オイルポンプの製造年月日のスタンプでござる。・・・・昭和48年10月18日でした。

クランクケース分割!いたしました。
クランクの機能上の程度は良好!・・・ミツションの程度も良好!・・・かなっ?
可動部や回転部でない部分(油分の少ない部分)は少々錆びてましたが
・・・全ての部品は洗浄後に点検測定いたします。
まぁー。38年も経つバイクですから、保管場所や乗り方や扱い方・・・さまざまでござろう・・・

Z1特有のクランクに合格印!・・・・これを見るたび・・・「合格!だぁー!」の反応でござる。
受験シーズン!受験生に贈るにはもってこいでござるなっ。

その他の部分では・・・
このニュートラルスイッチ・・・純正品は生産中止ですので社外品に交換でござる。

そして、
セルモーター固定ボルトの1本が腐食により固着し、びくともしない。・・・折れました。(折りました。)
折れたボルトの残りがケース面から出ており・・・邪魔でセルモーターをスライドできず・・・
セルモーターを外せないので、ボルトを面までドリルでもみます。

セルモーター外し。
・・・ネジ穴の固着ボルトはケース単体になってから除去でござる。・・・・その4へつづく。

昨日と今日は、GS750のエンジンオーバーホール作業いたしておりました。
ミツション系&シリンダーヘッド系その他の下準備(各メンテナンス)です。
明日もGS750でござる。
耐熱ペイント(レーシング1000)いたしました。
Hさん号・・・GS750のクランクケースでござる。

こちらは、シリンダーヘッド、シリンダー、各カバー類でござる。・・「わぁ~!綺麗でござる。」
物凄く腐食していたのですが・・・みごとに綺麗になりました!後は中身の作業で完成!
これで、外も中も良くなりますね。
只今、車体も同時進行中です。・・・各作業集中してきまして・・・だんだんと忙しくなってきました・・・
・・・駆け足ですが・・・後日レポートいたします。

こちら・・・去年、買ったハゼットの・・・

ベアリングプーラーです。・・・・・まだ一度も使っておりませぬ。
2ストのクランクベアリング引き抜き専用として買いました。・・・・でも使わず。
・・・まだ、古いプーラー(現役)を使っています。このままでは、
一生使わない様な気がするので・・・

只今、オーバーホール中の2ストエンジンの
クランクベアリング引き抜きでござる!

このベアリングを抜きますが・・・・その前に、ベアリング引き抜き第一号は・・・

この工具に反応してましたHさん!
前回、HさんのRZで使用する事がなかった(車体整備のため)・・・第一号は!やっぱHさんでしょう!
という事で・・・GS750のミツションのベアリングを抜きます。(1個だけ)

さすがハゼット!使い心地は最高です。
抜けましたよっと。・・・・「第一号!」・・・「パチパチパチ・・・Hさん、おめでとうございます。」
・・・通常のシャフトのベアリング抜きは、治具をセットして油圧プレスで抜くほうが断然早い!
正直、やぐら組み立て、ベアリングにセットし、工具でクルクル回し・・・ん~、時間がかかりますなっ。
でもこれじゃなきゃダメな時や部分もありますので必要な工具ではござる。

つづく。
本日は、シリンダーヘッドのカーボン除去&各清掃・・・・やっとりました。
昨日はクランクケースのネジ山とケースの汚れや腐食・・・掃除・・・
除去や掃除といえども・・・分解組み立てよりもはるかに時間がかかる。・・・が・・・やるしかない。
・・・旧車のエンジンオーバーホールのメイン作業は清掃、掃除なのです。
何年やっていても時間のかかる手作業でござる。
カワサキZZR1100C エンジンオーバーホールでござる。その2です。
ヘッドカバー外して・・・カム山確認!・・・このC型、走行40000kmちょい・・・
さすが忍者系・・・カム山は定番の焼き付きの虫食い状態でござる。

ウォーターパイプ外して・・・・シリンダー(鋳鉄製ウェットライナー)確認!・・・ワァ~~~~ッ!
チョー錆びてます。・・・これまた忍者系、定番でござるが、全く錆びてない忍者系もいます。
錆びたのと錆びてないのとの差は・・・クーラント管理でござり!
クーラントは良質な物で濃度と交換時期を必ず守るべきでござるなっ。
すでに・・・激しく錆ってたら・・・交換ですわっ。

パルサーカバーを外して・・・カムチェーンのたるみ確認!・・・「たるん、たるん」でござる。
張りたいが張れない純正ラチェットタイプのテンショナー・・・・やばい位「だるん、だるん」に伸びて、
ようやくラチェットは「ガチャリ」と1コマ移動・・・時既に遅しでござる。

純正のテンショナーです。・・・固着して動かないものもありますし・・・対策で、
今回も、当店、マニュアルカムチェーンテンショナーにいたしベストな張りに調整いたしまする!

カム周りを外しました。・・・シリンダーヘッドでござる。バルブスプリングがニョッキリと生えているだけ。
ZX-10から始まりました・・・カム山16個でロッカーアーム16個!
当時としては・・・・最高のロッカーアーム方式!で・・・リフター式のダイレクトプッシュより良いのでは?
ものすごくシンプルで軽量コンパクトなロッカータイプでござる。

外しましたカムシャフト2本&ロッカーアーム16個です。・・・
「この先長くないので・・・今回は気持ちよく、交換ですなっ。」
16バルブエンジンは部品点数が多いので交換となると、かなりの出費でござる。

これがロッカーアームです。・・・小さい!
丸いのは・・・シムですが・・・これまた小さい!

こちらは・・・シリンダー・ヘッド・締め付けボルトでござる。
不合格なボルトは・・・分解時、緩めて回転・・・外れるまで重い。・・・抵抗がある。

正常な、ねじ山・・・
転造ネジなので荒いが・・・正常でござる。

こちらが不合格品。
最初の一山に・・・打痕があり(出っ張る)・・・相手のねじ山に出っ張りがあたり抵抗となる。
・・・あまりにひどいと・・・相手側のねじ山も殺します。
組み付け時、手で回せば直ぐに気付くことでござるが・・・インパクトだと分からず。

出っ張りを修正しますと・・・・軽~くまわります。
錆びたねじ山やネジロック剤も同じでござる。・・・まず、ねじ山の確認と清掃でござるなっ。

シリンダーヘッド外しました。
カーボン堆積、多すぎず少なすぎず?・・・キャブ車のストリート仕様、40000km台走行でござる。

シリンダーでござる。
ウォータージャケットから・・・茶色の錆びまじりのクーラントがたれてますなっ。

ピストンでござる。・・・1990年発売のC型・・・気合入ってますぞ。
ショートハイトのピストンですぞ!・・・今じゃ普通ですが・・・当時としては、スカートが超短い!
コンロッド(足!)も短いのに、頑張りすぎのミニスカート!・・・ハイレスポンスとハイパワーの源!
・・・・D型は、もうすこし長いスカートになりました。
このミニスカC型ピストンはすでに生産中止でござる。・・・残念。

ピストンピンが2mmほどオフセットしてますが・・・
側圧は当然ありますので、強く当たっているところもありますなっ。図ではわかりにくいが・・・
・・・ピストントップ付近は硬いカーボンを噛み込みやや深い傷のところもあり・・・
スカートのあたりの強いところも・・・・
今回、ボーリングしたいが・・・純正オーバーサイズピストンの設定が無い!しかも
STDサイズも生産中止。・・・しかし!D型のピストン(STDサイズのみ)はまだ買えるので
D型ピストン使いまして、スリーブ交換か、シリンダーAssy交換か、
・・・社外品のでっかいピストンでボーリングか・・・いずれか選択でござるなっ。

C型専用のコンロッドでござる。
とりあえず、小端部のピン穴は極上でござる。・・・腰下分解後に全てがわかります。

お次は、腰下分解・・・・・その3へつづく。・・・・心配なのは・・・ミッション廻りでござる。

C型のエンジンオーバーホール・・・車体のオーバーホール・・・
そろそろ部品供給次第でござり・・・オリジナルコンディションを保つには、のんびりできませぬ・・・
来ました、来ました!
世界最小!
軽量コンパクト!
フルメタル仕様!
ここまでは最高でござるが・・・
問題は?・・・平成生まれのデフレ仕様!・・・耐久性はどうなのか?
「といえども便利なので使ってみますかぁ~。」
日東工機やNPKでも超小型バタフライがあればいいのに・・・・
エス・ピー・エアー株式会社製のSP-1850型エアーインパクトレンチでござる。

MADE IN JAPAN !
良いものを作り続けて欲しいので・・・・今後は、日本製の工具を買う決意でござる。
もちろん買う時は、昔ながらのM工具さんからです。小回りが利き、何でも調べてくれますし
小さいもの一つでも配達してもらえる!・・・生鮮食料品以外ならなんでもOKでござるなっ。

「検査合格証!」・・・本物です!・・・でも・・・・
説明書の表紙下段に大きく記載!検印も印刷!・・・・・・平成でござるなぁ~。
・・・製造ナンバー記載し日時記載し検印は朱肉!・・・で合格!・・威厳の昭和はこうでした。

「ジャーーーーーーーン!」
世界最小の手のひらサイズ!・・・ソニーのハンディーカムみたいですなっ。・・・
通常のインパクトレンチは、正回転と逆回転(右回転と左回転)は切り替えレバーで切り替えしまして
作動はトリガーで行うのです。・・・急ぎの動作時めんどうですし、両手も一瞬ふさがります。・・・が、
このバタフライ方式は・・・本体の上にあるバタフライ(しゃれで蝶々の形になっておる。)を
右側、左側と押すだけ!片手一発で正回転、逆回転の作動となるすぐれもの。

「プァ~~~~~ン!」
こちらは・・・・偽物?・・・ヤッサンので、マクドナルド製でござる。

実はMAC TOOLでも売ってます。・・・・エス・ピー・エアーのOEMでござりMAC仕様です。
もちろんMADE IN JAPANでござる。

基本同じ物です。・・・・・皮が違うだけ。・・・・ですが・・・・

拙者のSPエアー1850は、壁に掛けられますぞ仕様!・・・・の本物!

ヤッサンのは・・・・ポィ!の地べた仕様・・・そして傷だらけ!

寒い冬の間にエンジンフルオーバーホールでござる。
通常のオーバーホールなら作業も早いのですが・・・
冬の間の作業テーマ!は「絶好調な高耐久エンジンめざし!」なので、作業内容が
実に多いフルコースでござり何台もはできませぬ。・・・何台もありますが・・・
このままでは・・・あっという間に春でござるなっ。
kawasaki Z1 ヘッドカバーを外しましたの図。
カムシャフト&リフター&リフターホールは大きな問題はなく・・・純正オリジナルでござる。
・・・バルブタイミングを確認すると明らかに遅れてます。・・・原因は・・・

カムチェーンを・・・「押して」・・・

「引っ張って」・・・
伸び伸びでござるなぁ~。トップアイドラーもガタガタ・・・当然バルブタイミングも狂います。
異音もあったし・・・これじゃぁ~他の部品もだめでしょうなっ。

シリンダーヘッド外しました。
・・・超ホワイトバルブでござり死んでます。・・・残念。
さすが38年もの・・・・年季が違います!

シリンダーに付くアイドラー&テンショナーローラー・・・みごとに「ボロボロのガタガタ」
ゴム部品はすべて石となっておりまする。

シリンダーは、お約束の・・・・固着って外れない!
シリンダーを壊さぬように時間をかけて・・・無事、外れました。
今まで分解した形跡の無いシリンダーでござる。

そのシリンダーに付く・・・カムチェーンガイドでござるが、やはり折れて・・・遊んでました。
カムチェーンは適正に張っていなければならないし、各部寿命もござります。
・・・何もメンテせずに乗り回していると確実にブローでござるぞ!

ピストンは・・・ところどころ腐食してました。
オリジナルのSTDサイズピストンで・・・・・・・・既に限界でござる。

そんなピストンですが・・・・
このピストンは傷だらけでござる。

シリンダー側も傷だらけ・・・・終わってます。
が・・・・カワサキはオーバーサイズのピストンを現在も販売しとります。「偉い!」
今回は0.50mmO/Sピストンでボーリング!完全復活でござる。「さすがカワサキィー!」
他メーカーは、オーバーサイズの設定を無くしておりまする・・・「チキン野朗」でござる。・・イヒヒッ。
あってもSTDサイズのみ販売で意味が無い・・・STDサイズでは、O/Sボーリングできないので
シリンダースリーブを新たに製作し入れ替えてSTDサイズでボーリング!・・・・コストがかかります。
社外のオーバーサイズピストンではイマイチですし・・・再販希望でござる。

今回のZ1の・・・・腰上は、ほぼ全滅ですなっ。・・・・どうりでエンジンが調子悪いはずでござる。
これから腰下の分解でござるが・・・・どうなっているのか?・・・不安でござる。
外観は綺麗で程度の良い感じのZ1でしたが・・・・人間と同じで・・・実年齢には勝てませんなっ!

次回は腰下の分解レポートでござる。・・・つづく。
GPZ750 TURBOにブレンボキャリパーでござる。・・・その9となりました。
まだ・・電装品の交換もありますが・・・・そろそろ完成でござる。
各部、依頼事項に合わせて製作し取り付けます。・・・単純に製作や加工作業がメインのようですが
依頼事項に合った取り付け方法や形状になるようにする寸法決めは簡単ではなく・・製作より時間が
かかる事もしばしばでござる。
製作図面があれば楽チンですが・・・・ちゃんとした図面でないと意味が無く・・・
ただただ好きなように図面を書いちゃうと・・とんでもない物になる事もありますので・・・
目標達成は、図面を書くだけではダメでして・・機能と加工の諸事情を知っていないとアウトでござる。
マフラーです。
サイレンサー(持ち込まれた物)は指定の位置になるように・・・マフラー各部製作ほぼ完了でござる。

サイレンサーを吊るしたいのですが。。。。。低い位置のサイレンサーとめちゃくちゃ高い位置の
タンデムステップ位置・・・今回、この2点をつなぐのですが・・・
すでに装着してありました社外バックステップとの相性が実に悪い・・・・

そこで、高過ぎるタンデムブラケットを低くする為のタンデムブラケットを製作いたす事に。
A点とB点をつなげるだけなのですが・・・・なるべく機能的でなければ・・・
出来合いの物をドッキングさせるのは・・・・実は大変なのです。(うまくない時もありますなっ。)
タンデム位置が決まれば・・・A点とB点は決まり・・・
バックステップ側の位置は不動でござるので・・・何枚も型紙を作って形状を吟味いたし・・・決定。
・・・後は製作でござる。

10mmの板材から切り出し・・・・・

次は軽量穴・・・・くり貫きでござる。
青いフィルム付きのアルミ板は傷防止の敷物でござる。・・・簡単ですが必要なので作ります。

セットして・・・・「オリャーッ!」・・・・ひたすら削りまくります。

左右タンデムブラケットの、くり貫き完了!
この後・・・・外周仕上げて・・・各部取り付け穴開けて・・・面取りや逃げ加工します。

加工途中のタンデムブラケットを車体装着し・・・
これから、マフラー側のステー(チタン製)の製作&溶接いたします。・・・の図。

そして・・・・
マフラーはスプリングフックを付けて完成でござる。・・・そのあと、耐熱1000でブラック塗装します。
タンデムブラケットは面取りなどの最終仕上げして・・・ブラックアルマイト処理いたします。
可倒式タンデムステップバーは?・・・「あぁ・・・まだまだ先は長いですなっ。」

・・・その10へ、つづく。