GPZ1100エンジン搭載のマーキュリー号。
「快調ロングライフなエンジン」を目指してのオーバーホール&チューンに
必要不可欠な純正新品部品。
・・・最近、販売終了が相次いでおり
部品がなければ始まらぬし、たった一個の部品でも大きな問題となるので
何が何でも入手せねば・・・全て水の泡でござる。

ZZR1100のミツションも販売終了部品がござり、全ては揃わず・・・
同じ揃わないのなら、高精度なZZR1100用で探すこととなりまして
その後・・・販売終了部品も運よくゲットでき一安心!

図にはござりませんが、クラッチAssy&社外ピストン
&FCRキャブも無事入荷でござる。

左が、新品のZZR1100ミッション(アウトプット側Assy)です。

左が、新のZZR1100ミッション(インプット側)です。

・・・ギアにあるドッグ(ドグ)がナメちゃってます。
ドッグの当り面は鋳肌のまま(コストダウン)でござる。
図の、出っ張りの部分がドッグで、相手側ギアにあるドッグ(orドッグ穴)
に入り込み動力を伝える。
シンクロ機構がないので、かみ合う瞬間にはドッグ同士がぶつかりますので
ドッグの角が少しずつ摩耗するのです。
シフト操作・アクセル操作・クラッチ操作を素早く正確に操作しないと
図のように早期にナメてしまいます。(操作の上手い人は殆ど減ってない。)
・・・このドッグナメが進むとギア抜け発生となります。

ギア、シャフトスプライン、ブッシュ、ベアリング、シフトフォーク、シャフト
ドラム、シフトアームその他・・・全ての部品がいらぬ力により傷むのです。
通常走行時は素早く正確に操作しておりますが・・・
峠道や超高速などで操作が忙しい走行、真逆のダラダラ走行などで
操作が不正確になることも・・・疲れていたりでもシフトが不正確に・・・
駆動力が完全に遮断されていないうちのシフトや、遅いシフトや送りの少ないシフト。
丁寧な操作も、ゆっくりではダメでスピーディーで確実でなければなりません。
また、クラッチ系、ミッション系の設計&製造時の問題や各ギアの癖もござるし、
乱雑な扱いで既に傷んでしまった部品やメンテナンス不足や
不適切な調整・社外部品・オイルなども・・・作動不良トラブル原因でござりますっ。

新品のギアでござる♪~。「これがなければ始まりませんっ!」
ドグ式はクラッチを切らなくてもアクセル閉じて駆動力ゼロのタイミングポイントで
シフトすれはギアは入ります。・・・しかしながら、実走中は忙しく正確なタイミング
でないことも多い。多少の動力が伝わっていてもギアチェンジができちゃうのですが
・・・確実にミッション系は傷んでいくのでござる。

ドッグの当り面(接触面)は鋳肌のままでのコストダウンでござる。
・・・ギア内側に圧入の銅ブッシュもすり減ってきております。

・・・もちろん、圧入されてるブッシュも新品ですからロングライフとなります♪。

ドッグの接触面積も幅も精度も・・・ZZR1100のほうが優秀でござるのです♪。

まーきゅうりさん、多分最後のワンセットとなりますので大切に扱ってくだされ。
「まずは、ミツションを傷めない正確なシフトの練習からでござるっ!」
つづく。
GPZ900R A11 マレーシア仕様の
・・・エンジンオーバーホール。



ロッカーアーム側も同じく摩耗です。


出てきたピストンには小キズがござりっ。



直キャブですと、水と砂埃はダイレクトでござり害がござります。




・・・やがて、大きな段付きが出来上がり・・・プレッシャープレートの作動が悪くなる。
やがてクラッチだけでなくミツション系も傷めてしまいますっ。


クラッチ本体だけでなく・・・
マスターシリンダー、レリーズ、プッシュロッド、ベアリングの状態も重要でござる。
(もちろん取り扱いや乗り方やメンテナンスサイクルも重要です。)




今まで全ての部品が揃っていたGPZ900Rのエンジンも、遂に~。
ちょい前にクラッチプッシュロッドが販売終了・・・
今回、シフトドラムとアウトプット3速ギアが販売終了となりました!
生産終了、生産廃止、生産中止、再生産、販売終了、販売中止、再販、等ござり
ややこしいですが・・・
メーカーで生産終了(生産中止)を決定いたしますと・・・
その後入手できる個数は、メーカー在庫個数のみとなるのです。
残りの在庫数が少なければ早い時期で在庫を売り尽くし・・・
在庫数が多いと長い間で売り尽くし・・・
在庫ゼロとなったら「販売終了」表示となるのです。
再販の可能性ゼロではござりませんが、現実は厳しいです。
残り1個の部品もござるでしょうなぁ~。
在庫多数の部品でも廃棄処分いたすこともござり、同じく販売終了となります。
GPZ900R A11のつづき。
追加作業依頼でエンジン載っておりませんが、
リア足廻りのメンテナンスは予定通りに続行でござります♪。




・・・「リアホイール装着っ♪。」

新しい部品でござるので超高耐久となりますなぁ~♪。
リアマスターAssy、リアブレーキホース、前後スプロケ&ドライブチェーンも
新たな部品といたしロングライフ目指します♪。


リアショックの程度が・・・今まで見たことのないぐらい最悪な状況です。
・・・Assy交換かも

しばらく保管でござる。

リアキャリパー・トルクロッドをスイングアームに装着いたす為・・・



スイングアームメンテの前に・・・
当時物スイングアームは超汚くヤレまくりでござる。
塗装劣化&腐食ですので、綺麗にいたしてから綺麗にペイントいたします♪。
つづく。
GPZ900R(A11マレーシア仕様)メンテナンスのつづき。
ライムグリーン忍者でござる♪。


今から20年頑張るため、確実にメンテいたします。

メインスイッチも電装系部品でござり、傷んでおりましたので交換っ♪。
年数&走行距離が進んでいきますと摩耗、腐食、劣化などで
交換いたす時期は必ず訪れますっ。


(去年は買えたのに・・・)
しかたなく他車流用でござりました。

この部品が生産廃止となったら・・・・空冷でなんとか・・・・なりません。

程度が良ければ再使用でOKですが、ボロボロであれば交換します。

ラジエターは使えました♪。

・・・下側は折れておりました。




・・・フルオーバーホールで復活でした♪。

ベアリング系メンテと思いきや、リムが曲がってまして・・・





当時物仕様&ノーメンテ仕様でござり・・・「ボロボロのガタガタ」
・・・トラブルだらけでござります。


ドライブチエーン、F&Rスプロケ、スイングアーム、サスリンク系、
リアブレーキディスク、リアキャリパー、リアマスター等・・・こりゃ全部
交換&フルメンテでござる。

高耐久な純正品流用でござります。
リアブレーキ系全部品、スプロケ&チェーン、その他、新品を準備いたし
作業はつづく。
GPZ900R A11 マレーシア仕様。
ライムグリーン忍者の各部メンテナンスでござる♪。



エアーファンネル仕様で・・・
直キャブですから・・・砂、ホコリ、水、吸い込み放題で
長期使用の間にはキャブにもエンジンにもダメージがござります。




・・・各ボルト&ナットも交換いたします♪。

・・・限度越えの部品は新品と致します♪。

・・・各部品は限界越えでござる。
スパイダー本体のガタがものすごく大きくなつており、スイングアームを削っております。
・・・ブロー寸前で危険な状態なので、迷わずリアホイールは交換っ。

・・・全てメンテナンスいたします♪。

ツバのないタイプが装着されてますので・・・隙間だらけで・・・

・・・GPZ900R用のプラグキャップを装着いたします。

キャブレターO/Hいたしまして、


傷んだ部品は新品にいたします。


・・・18年ものでござり腐食も進行っ。


この後、下準備完了いたした冷却系の組立でござりました♪
つづく。
GPZ750です。
エンジンの吹け上がりが悪く、6000rpm以上不調・・・
燃料系トラブルで、各部メンテナンス&調整で改善いたしました♪。

まずは、ブレーキ系からメンテでござりました。


新品キャリパーAssyは生産中止です。
オーバーホールに必要な部品は入手可・・・オーバーホールで対処っ。
ブレーキホースは社外品のメッシュホースといたしました。

新品の同じマスターシリンダーに交換でござり♪。

・・・全て限界値なのですが・・・
意外と走れちゃうし止まれちゃうので・・・ついつい・・・

安全に気持ちよく乗るために、たまには厳しい目で点検すべし。


(リアマスターAssyは新品入手できました♪)
リアディスクが、限度値を大幅に超えておりましたので交換ですが・・・生産中止。
只今、社外品で準備いたしております♪。
つづく。
GPZ900Rマーキュリー号のGPZ1100エンジンOH&
チューンはどうなったか?
2月24日にアップしてから 1か月半経過でござりまする。
分解後の各点検測定から部品発注は、迅速に行動いたしまして・・・
メーカー在庫有りの部品は即入荷でござる!
今回投入いたすJEピストン&FCRキャブはBOで納期がかかる!
必要な純正新品部品のINカム(ZZR)とミッション部品に生産廃止がござる!
・・・(INカムもミッション部品も去年は買えたのに~っ!)
クランクケースが限度越えでござり、新品か極上中古品が必要でござる!
てな感じでした。

生産廃止のINカムとミッション部品は・・・拙者が探しまくり。
クランクケースAssyは・・・まーきゅーりさんが極上中古品を探しまくり。
必要な部品が揃わないという落胆と現実を目の当たりにいたした
1か月半でござりました。

生産廃止もなくスムーズに遂行できておりましたなぁ~。
逆に、数年後のおそい決意だったら・・・生産廃止部品が今より増え、
高耐久&ロングライフなエンジンオーバーホール&チューンは不可能ですなっ。

大きな虫食い発生で・・・今後を考えますと新品に交換ですが・・・生産廃止っ。

バルブ&バルブガイドを交換いたしシートカットいたせば復活っ。
マーキュリー号は、GPZ1100のエンジンベースに高回転型にするため
ZZR1100のカムシャフト&ピストンを使用しておりました。
現在、45000km走行のエンジンですが・・・最近、パワーダウンと
ミツションの不調を感じ・・・
今後の事を考えてのオーバーホール決意でござりました。


78mmピストンでボーリングいたしますので復活いたします♪。

クランク系、クラッチ系、ミツション系、その他・・・
使用用途、乗り方、オイル管理、走行距離、経過年数、その他、
各条件で傷み具合は様々でござります。



使用用途と乗り方が原因でござる・・・ミッション各部損傷っ!
傷んだ部品を交換いたせばOKですが・・・
必要な交換部品の生産廃止もござり・・・残念っ。
拙者:「最終的には中古ミッションかな・・・のんびり走れば良いじゃないですか?」
まぁきゅうりさん:「絶対無理っ・・・ぶっ飛ばしたいっ!」
拙者:「じゃ、新品ですな。」

クランク系は問題なし。
ミツション系はアウトでござる。

各フォークから各ギアまでかと思いきや・・・クランクケースまでも・・・

「まぁきゅうりさん!新品部品があれば、ぶっ飛ばせますよっ。」
「でも、機械寿命はござりますので丁寧な扱いを遂行してくだされっ♪。」
つづく。
忍者でござる。
・・・走行距離の少ない国内仕様



・・・経過年数のわりに走行距離が少なく、長期放置もござったもよう。
燃料系のゴム部品は、ほぼ全滅で・・・
ガソリンタンク内も大量の錆発生いたし、キャブレター内部も錆だらけでござります。
「こりゃ、オーバーフローもいたしますなぁ~。」
残念ながら、ガソリンタンクは生産廃止でござりっ。
数年前までほとんどの忍者の外装は純正部品で揃いましたが・・・遂に・・・
残りのガソリンタンクもわずかでござり・・・A14の黒金かライムグリーンしかない。
末永く調子よく乗るには新品で錆びていない事が一番ですので・・・
今回、黒金のタンクを買って青銀にペイントいたす事にしました。
みなさん、外観が綺麗なタンクでも中が腐食していたらゴミでござる。・・・
・・・錆び取り処理いたしても長くないので、新品が買えるのなら色違いでも
新品にいたすべきです!(色は塗れば良いのです。)


・・・今のうちに交換ですな。

プラグホールの水没もござりますなぁ~。



ですが、ピストンシール等のゴム部品やマスターシリンダー等は死んでます。
フロントフォーク内部も点検ですな。


・・・内部のシール溝は腐食でしょうなっ。


ハブダンパーの形状は綺麗でござる。・・・まだまだ使えそうですが・・・
ゴムの寿命はきておりますので部品入手できるうちに新品に交換でござる♪。

・・・綺麗に洗浄いたし新たなグリスに交換でござる♪。

住人の蜘蛛でござります!
ホイールの高回転と遠心力に耐える蜘蛛でござる。

・・・・全く動かないので良く見ると、2匹とも死骸or抜け殻でござりっ。
「長期放置時期に住んでいたのでしょうなぁ~。」

リアショックやスイングアームやリンク系は分解点検メンテでござる。
・・・リアショックは交換。スイングアーム&リンクはグリス&シール交換。
その他ゴム部品は全て交換でござる。・・・
もれなく純正新品部品(代用のきかない忍者専用部品ならなおさらでござる。)
が入手できるうちにメンテいたすべきですな。
(残念ながらリアショックは生産廃止でござる。)
つづく。