S殿のGPZ900R(A12)です。
冷却系、燃料系、電装系、前後足廻り系、前後ブレーキ系、その他と・・・
すみずみまでフルメンテナンス遂行いたしてまいりまして
絶好調な忍者へと生まれ変わりました。(エンジンは快調でござり~♪)
そんな快調エンジンでも・・・
やがてはヘタりますので・・・
ロングライフ仕様めざしまして、走行50000kmとなったら
フルオーバーホール遂行予定でござりました。

このまま走り続ける事はもちろん出来ますが・・・
この先、限界部品は増えていきますので・・・
やがて快調から程遠いエンジンとなりますなっ。
また、フルオーバーホールで「必要な交換部品」の販売終了も増えていきます。
(GPZ900Rも販売終了部品が増えきましたなぁ~。)
使用用途、オイル管理、乗り方、取り扱い、放置時間、経過年数、等々で
各部品寿命は大きく変化致します。
いつでも快調で全開にできる高耐久な若いエンジンであることが一番でござり
その為のフルオーバーホールでござります♪・・・しかしながら・・・
必要交換部品が販売終了により入手できず、そこそこの部品を再使用
いたしますと・・・しっかりとしたエンジンとならず短命です。


忍者だらけでござりますので・・・
部品混入や紛失防止の為・・・
エンジン以外の各部品は再度組み立てての保管でござる♪
・・・つづく。
36年目の整備業・・・
腰、背中、肩、首がやられ・・・
日々、慢性の職業病に悩まされており・・・
プラス加齢もござり辛い日々が続いております。
整備環境を改善いたし、後20~30年は頑張りたいですなぁ~。

そろそろ重量物が到着いたしますので準備でござる。
当店2Fにオートバイを上げるリフト(エレベーター)は・・・
頑丈な鉄塊&大型油圧シリンダー作動の超ハイパワー!
重量物を上げるだけでなく、吊るすのも得意でござります♪


リフトの下に軽トラを停めます。
ブルーシート&荷台シートで雨にぬれないようにいたし・・・
無事帰還いたしたBMWワタナベ氏っ。





興和精機株式会社殿の低床バイクリフト
KBK-50ーLB200VNでござります♪

電動駆動かエアー駆動かの違いでござりますが・・・
上昇スピードの速い電動ポンプを選択でござりました。

「工具、機械設備なんでもござれ♪」
M殿、各部点検中っ♪

各メーカーのバイクリフトを調べましたが・・・難しい。
「買ってからの後悔じゃなぁ~。」
で、・・・M工具殿に相談♪
も:「最高のバイクリフトは?」
M:「最高のバイクリフトは、オールステイツでしょう!」
「今は無いですけど・・・」
「その昔、紹介したんですけど・・・俺いらねぇ~。って・・・」
も:「その頃は若くて元気でしたので・・・」
「今買うとしたら・・・?」
M:「興和精機の低床バイクリフトでしょうね。」
その後、あれこれ話は続きまして・・・
KOWA KBK-50ーLB200VNに決めました♪

ZL900の長距離試乗でござりました♪
9月の台風21号が通過した翌日の定休日で
・・・ものすごく暑く風の強い日でしたなぁ~。

・・・「真夏日で超暑い~!」
各部に新品部品を投入でござりますので、慣らし運転も兼ねての走行でござり
3000rpm~4000rpmを多用いたしての走行でした。

パスタ食べながらも・・・バイク監視っ!

「箱根山は涼しく25°C!」
・・・バイクも人間も超快調♪

大きな問題も無く快調でござります。
・・・休息中での各部確認っ♪

前後足廻り系&前後ブレーキ系・・・





箱根からは真夏の市街地走行でござり・・・
信号待ち&渋滞路を通過いたしテストいたします。
電動ファンはガンガン回りますっ♪
「真夏日は乗らないほうが良いですなぁ~。」

試乗は116.4mph(186.24km)走行でした。
(町内試乗と合わせますと210km走行。)
拙者の乗り方&走行ルートでの燃費は14.95km/1L・・・
実際に入るガソリン容量は約11~12Lほどですので、
航続距離は164km~179km・・・
給油口位置のほうがやや低いのでタンク前方上方には空洞部分ができ
タンク内全容量には入れられない。)
乗り方で燃費は大きく変化致しますからなぁ~。
・・・ぶっ飛ばすと・・・


今後の点検整備といたわりながらの走行もよろしくお願いいたします!
・・・「ありがとうございました♪」
ZL900のつづき・・・
「ZL900、SPチェック後の各部修理っ♪」・・・最終回。

新たな部品を揃えましてメンテナンス開始でござりました♪
33年前の当時物部品&古い部品だらけで・・・
フルード漏れ発生・・・今後が無い状態でした。

交換いたす事となりましたが・・・
純正のFブレーキディスクは販売終了なので
サンスター製(16インチ忍者用)といたします♪





新品のキャリパーAssyは既に販売終了でござりますので・・・
部品交換いたしてのオーバーホールでござりますっ。

その他部品は供給がござり新品といたします。

アルミ製のキャリパーボディーは33年前の当時物で
毎度の腐食発生でござりました。・・・ひとまず使えますが・・・
今後も腐食進行はござりますので、車検ごとの分解点検整備は必項ですぞ!

・・・「耐久性&信頼性のござる新品Assyが一番です♪」

高耐久なステンレス製バンジョウ&バンジョウボルトを使用して
新たなホースラインを製作いたします♪


SUS製ホースライン装着っ♪

SUS製ホースライン装着っ♪

・・・新品クラッチマスターシリンダーAssy装着いたし、
SUS製ホースラインを製作&装着っ♪

社外品の新しいものが装着されておりましたが・・・
古いマスターシリンダー&ホースラインで作動させておりましたので・・・
内部に汚れ混入の怖れがござりますので・・・分解点検&清掃しました♪
(案の定汚れ混入しておりました。)

お次は、R油圧ブレーキシステムでござる。
こちらもF油圧ブレーキシステム同様で・・・
当時物部品だらけ&古い社外ホースラインです。

右旧。・・・ボロボロっ。
左新。・・・新品Assyでござり耐久性と信頼性ゲットでござる♪

Fキャリパーと同様で、色が塗ってあるだけ・・・
肝心な中身は古く限界でござる。

ピストンに付くインシュレーターが・・・劣化で超変形っ。
とんでもない事になっております。
古代のインシュレーターはベークライトかなぁ・・・モロイです。

オーバーホールでの対処でござりました。
(キャリパーボディーの程度が悪く再使用できない場合は、ドナー探しでござる。)


現代のインシュレーターは丈夫な素材となっております。

パッドに説明書(注意書き)が付属っ・・・


インシュレータ付きピストン・・・可!




RブレーキキャリパーAssy装着。
SUS製ホースラインを製作&装着っ。
その他関連作業遂行いたし・・・油圧系各メンテ無事完了♪


「既に壊れている部分のみ」の修理&メンテでござりました!
これで全て良しではござりませんので・・・あしからず。
現状、古い部品で機能している部品達はもれなく再使用でござります。
エンジン系、電装系、リア足廻り&駆動系等々の大半は当時物なので
今後の定期点検整備と旧車の取り扱いや乗り方を実施しなければなりませんし・・・
残された余命が全てでござります。

さらなるコストがかかりますので・・・
ひとまず現状で使えるものは使いまして・・・
今後出るトラブルは都度の対処修理かメンテ遂行といたします。

各部確認しながらのテストランっ。


天気の良い日に長距離試乗でござります。
・・・つづく。