森山です。
バイクは腐食いたします。・・水、湿気、ドロ、ホコリ、潰れた虫、薬品、その他・・大敵です。
たまの洗車は重要です。・・でも・・・洗車前の養生と洗車後のケアはさらに重要です。
洗剤の種類にも注意!洗剤などはドロや油汚れがよく落ちます。・・・が、・・・洗剤で洗えば
ボルトやシャフトやカラーなどの隙間から奥のほうへ成分は進入します。
洗剤で洗浄後・・・洗剤を水で洗い流しますが・・・奥の方や隙間は外部のようには洗い流されず・・・
・・残った水や洗剤の成分によっては腐食が加速いたします。
バイクの洗車には掟がござり・・・・バシャバシャ洗うと、ひどい目に合います。
強力な洗剤での確実な洗浄は・・・完全分解後に単体でのみ遂行する事。
また、高圧洗車やスチーム洗車は要注意でござります。
もちろん弱い水流でも・・・溜まれば錆びますので、隙間や水が入ったら困る部分は浸入防御対策し
各部、素早く乾燥させ乾燥後には確実に油分を補給すべし。洗いっぱなしは最悪の結末となります。
隅々までのワックスがけと油分の補給は、汚れや錆びを防御する最大の武器となりまする。
洗車の回数を減らす為、なるべくバイクを汚さない事と汚れを溜めない事が一番の薬ですなっ。
軽い汚れなら濡れタオルやフクピカ等でOKとなります。最小限の部分洗車ともなります。
乗った時間分、掃除の時間をかける。・・・いつまでも綺麗なバイクでいられます。
拙者、掃除で最も気になるのは・・・
拭き掃除等での小傷や飛び石での傷・・・・究極は小傷との戦いですなっ。
# by moriyamaeg | 2012-05-28 22:07 | 小ネタ編 | Trackback | Comments(4)
森山です。
今回はS殿のGPZ900Rのエンジジンオーバーホールでござる。
走行、28000km位の時に・・・当店チューニングメニューのST-1仕様にいたしました。
・・・972cc&ヨシムラST-1カム&ポート加工。キャブはTMR38で、マフラーはノジマ管。
その後、約28000km走行致し・・・・現在、約56000km走行でござる。
ピストンとカム&ロッカーは28000km使用ですので多分まだ元気?でしょうが・・・
その他の部分は56000km使用でくたびれでござりますので、フルオーバーホール依頼!
エンジンオイルの交換は確実に遂行し、峠メインのニンジャでござります。
エンジン内部は・・・いかなる事に・・・?


いつものエンジン降ろし中。
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エンジン降ろしました。・・・これから風呂でござる。「ゴシゴシ・・・」
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外観はきれいですなっ。
この後、いよいよ分解でござる。・・・・・そ2へ、つづく。
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# by moriyamaeg | 2012-05-26 22:58 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
オートバイの使い方もさまざまで・・・短距離から長距離、毎日乗る方から殆ど乗らない方・・・
市街地メイン、ツーリングメイン、峠メイン、サーキットメイン、通勤メイン・・・・他、
・・・整備や掃除(やっていないに等しい車両も多い・・・)、運転操作も様々ですなっ。
オートバイにとって良い条件とは・・・雨に濡らさず車庫保管・・・・それだけではござりません。
上手なライディングで各部品を傷めず、適度に回す。乗った後は必ず隅々まで掃除&メンテ。
定期点検&整備は確実に遂行し、駄目な部品は、迷わず交換です。(出先で痛い目に・・・)
最重要項目は、コンスタントに乗る!(月に2回以上!適度な走行距離と適度な回転数を使い・・他)
長期走行しないのとノーメンテは一番オートバイをダメにしますなぁ。元も取れないし、もったいない。

先日、車体から降ろしましたGPZ1100のエンジン分解でござる。
走行約45000km・・・最近は通勤メインで使用。・・・そろそろかな?
今後、調子よく乗るためのオーバーホール依頼です。

GPZ1100エンジン・・・これから分解です。
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ヘッドカバー外して・・・・毎度のカム山ですが・・・毎度の磨耗してます。・・・残念。
削れた金属粉は・・・オイルに流され・・・カムトンネルへ流れ込み・・・そこでまず、
カム駆動用のサイレントチェーンを攻撃します。(サイレントチェーンは異物噛み込みに弱い。)
ニンジャ系エンジンのカムは消耗品ですなっ。最短6000kmでアウトになった車両もござる。
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ヘッド全面に付着するオイル・・・・図では分かりにくいが・・全面に何やら・・・張り付いてます。
オイルの交換サイクルは守っておりますが・・・直接の原因は使用用途と乗り方での水分ござる。
これはまだ良い方です。・・・・コーヒー牛乳程度ですから・・・
ひどいのは・・・・バター状の生成物が多量でござる。・・・さすがにトラブリます!
キャブ車のオイル交換は2000km~3000kmが良いのですが・・・こうなると別問題ですなっ。
万が一の防御でオイル添加剤をお勧めしております。・・・ドライスタート時にも最高の性能でござる!
・・・当店、勧めのSPL添加剤〇〇〇!・・・(オイル交換時の店頭販売のみ)・・・最高ですぞっ!
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シリンダーヘッドを外しました。・・・使用キャブレターはFCRでござり。・・(ファンネルのみ。)
やはりエアーフィルターは装着すべきでござる。
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ピストンでござる。・・・ピストントップのカーボンはこんな感じです。
次にシリンダーを外します。・・・・上方向に引き抜くだけでござる。「おりゃっ!」・・・・
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「わおぉーっ!」・・・・・・・
作業途中でのカットではござらぬ。・・・・・・「シリンダーがこの位置から抜けないではないかぁ~!」
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あーだの。こーだの。・・・・ようやく抜けました。
ピストンリング摺動部分の下側・・・全面錆びとりますがなぁ~
ピストンリングが・・・錆びた部分にひっかかり・・・抜けなかったようでござる。
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図では分かりにくいが・・・摺動部分は無数の縦傷!・・・・キャブレターはファンネルのみ・・
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ピストンです。・・・・オイルが白っぽく濁っておるのは・・・水分の混入!
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滴り落ちるオイルは・・・・コーヒー牛乳オイルでござる。・・・
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ピストン外しました。・・・ピストンの裏側には茶色い生成物が・・・
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ミッションカバー外しました。・・・状況は同じく・・・
・・・コーヒー牛乳まみれで・・・鉄の部品は錆びてます。
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アウトプットシャフトのボールベアリングもご覧の錆び。
・・・・水分・・・恐るべし。
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クラッチカバーを外しました。・・・テンショナーは錆びてますなぁ~。
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クラッチ分解いたしました。・・・・スチールプレートは?・・・
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ご覧のありさまでござる。
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クランクケース分割いたしました。・・・・・・コーヒー牛乳が悪さしてますなっ。
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シフトドラム、シフトフォークも茶色く・・・・全面、均等に錆びてます。
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コンロッドでござる。
左が今回のGPZ1100(うすら錆び)で、右が先日のZRX1200R(ピカピカ)です。
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前回の、ZRX1200Rは、乗らなすぎでの・・・ドライスタートでエンジン傷めておりました。
今回のGPZ1100は、乗ってはいますが、通勤メイン!会社までの往復のみで走行時間が短時間!
・・・エンジンが完全に暖機終了するのは・・・冬場ですと・・・
約20分以上でようやく温度が安定・・そこからエンジン内の水分が蒸発開始!・・・ですから・・・
短距離は乗らないほうが良いでござる。30分以内で会社に着いたら・・アウト!
しかも毎日・・・そりゃ水がエンジン内にどんどんたまりますぜっ!
エンジンかけたら・・・最低1時間30分以上走行し水温&油温は確実に上げる事です。
いくら走っても水温&油温が規定値まで上がらなければこれもまたアウト!
オイルに水分混入だけでなく・・・・
オイルにガソリン混入・・希釈される原因となり各部の部品が早期磨耗いたします。最悪はブロー。
特に!冬場・・・ノーマルエンジンにビッグラジェターや社外オイルクーラー装着の車両は、
オーバークールに注意!夏場は冷えて良いのですが・・・・日本には四季がござりまする。
エンジンオイルは冬場の方が傷むのですぞっ。
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つづく。
# by moriyamaeg | 2012-05-23 14:38 | エンジン編 | Trackback | Comments(4)
森山です。
長らく・・・先日のつづき、
ZRX1200Rエンジンでござる。

今回は、腰下の分解です。
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クラッチカバーを外し・・・クラッチ廻り分解。
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分解いたしました。
全ての当たりがなめらかで・・・程度良し。・・・・もちろん錆びもなしでござる。
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ミツションカバーを外し・・・カバー内部ですが・・・
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実にカラフルなペイント・・・「赤・・青・・黄・・緑・・・」
年々ペイントの量が増え・・・
しっかし!・・・この赤い・・・締め付け確認のペイント・・・年々多量・・べっとり・・・塗り過ぎ?・・・
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オイルパン系やその他の部品を分解し・・・遂にクランクケース分割!
ニンジャ系エンジンは、6速ですが・・・ZRX1200Rはトルク型エンジンなのでミツションは5速です。
図の左端はローギアでござり、その隣が6速の場合はギアがある。・・・・
ZRXは、ブランクとなってギア無し!での5速。・・・シフトドラムも5速専用です。
今回は、高回転型エンジンとしますのでZZR1200Rの6速のミツションといたしまする。
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図は、クランクメタルでござる。
実走行15000kmの量産エンジン・・・乗らずに半年保管の時もちょいちょいござりです。
それだけではござらぬが、少なかれど影響あり?もちろん使えないわけではござらぬ。
以下、このエンジンの各部メタルの写真です。・・・
初期なじみ。クランクの振れや表面粗さ。ケースの精度。オイルの質や管理。乗り方。長期乗らず。
・・・さまざまな要因での当たりです。・・・・エンジンによって当たりの具合はさまざまですが・・・
この当たりが・・成長しトラブルにならなければいいのでござる。
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ロアケースメタル。・・・よく見るパターンですなっ。
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ロアケースメタル。・・・こんな感じでござる。
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アッパーケースメタル。・・・
メタルは爪でこすっただけで傷は付く位やわらかい物でござる。
メタルとクランクの間にはオイル(油膜)がござり、直接接触しないのです。
もしオイルがなかったら瞬時に焼き付きます。・・・オイルの威力はすごい。
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アッパーケースメタル。・・・ここは、ほとんど当たっておらずですなっ。
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ロアに位置する・・・キャップのメタル。・・・異物混入の深い縦傷ありますなっ。
以上、これらのメタル・・・今すぐにトラブルわけではござりませんが、
強目の当たりから軽い当たりまで。。。
今回は、いずれも表面の当たり・・・測定いたしても大きな磨耗の数値ではない!・・が、
・・・もっと綺麗な当たりのクランクメタルのエンジンもあるのは事実でござる。
今回は、全てのメタルを新品に交換し・・・メタルにはWPCモリブデンショット処理でござる。~♪
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こちらは、シフトフォークです。ちょいとカジリあり・・・
フォークでギアを横方向にスライドさせますので、
スライドするのに抵抗が多い状況では油幕切れとなり・・カジリます。
丁寧でかつ正確なクラッチ操作&アクセルワーク&チェンジ操作が要求されます。
うまいライダーのシフトフォークは綺麗!・・・操作の・・悪い癖は直さなければいけませんなぁ~。でも、
機能上支障なくでのカジリは、よく見かけます。・・・長く乗るの為には、無いに越した事はないのですが
設計上・・・高性能と高耐久のオーバークオリティーは厳しい時代ですか・・・
・・・まぁ~、メーカーも商売でござるし・・・原価を考えれば・・・頑張っておりまする。
ZRX1200Rがメーカー小売価格1000万円位なら・・・オーバークオリティーでしょうが・・・「フフフフッ・・」
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こちら、コンロッドのメタルです。
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強く当たるのは上下方向付近です。・・・特にコンロッドのアッパーメタル側は過酷です・・・
メタルの当たりから見て・・・ハイパワーでの走行は少ないみたいですなっ。・・・でも・・・
今回のメタルは・・メタル両端の当たりがキツイ・・・・・・度重なるドライスタートの為ですかね?
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クランクでござる。・・・特に問題なし。
今回は高精度のダイナミックバランスをとりまする。~♪
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その3へ続く。
# by moriyamaeg | 2012-05-21 21:16 | エンジン編 | Trackback | Comments(0)

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