森山です。
GPZ900R(N殿号)車検&カムシャフト系、クラッチ系メンテ・・・最終回。






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クラッチ系の分解点検&メンテナンスでござり・・・













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クラッチハウジングです。
オイル交換サイクルも守り・・・基本、乱雑な扱いでもござりませんが・・・
減るものは減っております。
「都会の信号待ちと渋滞路が効いておりますなぁ~。」















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クラッチフリクションディスクの接触面は・・・もちろん凹摩耗でござります。















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最大の問題は・・・
105000km走破のクラッチハウジングブッシュの摩耗でござる。
センターカラーとハウジングブッシュのオイルクリアランスが限度値オーバーでござり!
ガタが大きく(踊りながら回転)ドリブンギアの歯当たりも悪くなっております。
オイルクリアランスが大きくなるとオイル保持が厳しくなりさらに加速しての
摩耗でござる。
で・・・クラッチがシャープに切れなくなるだけでなく
ミツションにも深刻なダメージを与えてしまいますので・・・
今後の為にクラッチハウジングは交換いたします♪


信号待ちで・・・LOWギアに入れたままクラッチを引いての信号待ちですと・・・
クラッチレリーズベアリング、ハウジングブッシュ、クラッチプッシュロッド等が
摩耗いたします!(クラッチ引いたままでの空ぶかしは最悪です。)
できるだけニュートラルでの信号待ちがベストですっ。
でも・・・LOWギアへ入れる瞬間のカワサキ特有の「ガシャン!」が毎度
気になりますなぁ~。・・・適正な部品チョイスと適正なメンテナンス遂行と
ベストなオイル銘柄&オイル粘度と適正な操作があればOKでござるっ♪










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クラッチオペレーティングプレートです。















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クラッチスプリングで(遠心力で)掘られた・・・凹・・・
クラッチ作動不良の原因となります。













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クラッチハブです。
ハブ外周のクラッチスチールプレート接触面はハウジングほどではござりませんが
凹摩耗でござる。

クラッチスプリング内側が・・・装着柱にも絡んでおり、ちょいと接触摩耗です。
「なにかと絡みたがるクラッチスプリングですなぁ~。」











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で・・・必要な新品部品を準備致しました♪
「販売終了のクラッチハウジングもゲットでござる♪」












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各部品を組み付けていきます。
・・・「N殿、新たなクラッチAssyとなりましたのでガンガン走ってくだされ~♪」













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ゼネレーターチェーン系&クラッチ系のメンテナンス完了です。123.png












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これにて、GPZ900R(N殿号)の
車検点検整備、カムシャフト系メンテ、ゼネレーターチェーン系メンテ、
クラッチ系メンテ・・・無事完成でござり~♪


おしまい。



# by moriyamaeg | 2018-06-03 22:19 | 整備編 | Trackback | Comments(2)
森山です。
GPZ900R(N殿号)車検&カムシャフト系、クラッチ系メンテの
つづき・・・







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ゼネレーターチェーン系のメンテナンスついでに
クラッチ系の点検・・・
さすがの105000km走破の・・・当時物
クラッチ系もメンテナンス遂行となりました。















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ゼネレーターチェーンのガイド(ゴム製の部品)です。
上新。
下旧。












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旧は!
柔軟性なく超カチカチでござり両手でなければ曲げられないほど硬化!
ひび割れも超進行いたし・・・砕け落ちますっ。















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新は!
活きが良く柔軟性がござり!
親指と人差し指だけで簡単に曲がります♪
「ゴム部品は10年ですな。」













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旧カップリングダンパーです。













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ゴム特有の柔軟性はゼロ!・・・超カチカチでサイズも縮んでおり・・・
簡単に割れました。













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ゼネレーターチェーンのテンショナーAssyです。

この部品は高耐久ではござりません。
テンショナーロック機構が弱く・・・
セルモータ駆動時にテンショナーが押し戻され
最悪はゼネレーターチェーンの破断でござる。











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テンショナーAssyのガイド部分もボロボロ・・・「危ない。危ない。」













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「切れなくて良かったですなぁ~。」
チェーンも新品に交換いたします♪

・・・つづく。






# by moriyamaeg | 2018-06-02 22:47 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
GPZ900R・N殿号のつづき・・・





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必要な新品部品が入荷致しましたので作業開始♪














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逆車用の新品カムシャフトでござります。














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・・・吸気側カム。
「カワサキらしからぬ超高精度♪」














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・・・排気側カム。
「これで、N殿のバイク人生最後まで走れますなっ♪」














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新品のロッカーアーム装着♪

・・・スリッパー面を別素材貼り付けといたし
(ヤマハのXV750も別素材貼り付けての早期摩耗対策でしたなぁ。)
オイル噴出角度も見直しいたした対策品ではござりますが・・・
常用回転数が低い&オイルの質や管理不良ですと相変わらず
カム山の早期摩耗でござり・・・
つられて対策ロッカーも傷んでしまいます。
高級素材&熱処理の「対策カム」が欲しいものですなぁ~。

といえども・・・N殿のように5万キロ走行時点でも
チッピングのない良好な状態のカムもござるのです。
10万キロで交換となりましたが・・・おそらく7万kmあたりまで
元気だったのでしょうなぁ~。
N殿のオイル管理と常用回転域(信号待ちは仕方ない)はベストでしたな♪
(N殿号は加速重視のショートファイナルでござり
常時回転が上がるのも功を奏しておりますな。)
















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55000km走行のカムチェーン系部品も交換いたします。














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「ビフォー」・・・
旧カムチェーンは摩耗で伸びており
EX合マークはちょいと遅れ・・・














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IN合マークはさらに遅れておりました。

摩耗で伸びた分、バルブタイミングが遅れ性能ダウン・・・
カム山&ロッカー摩耗で、リフト量減少での性能ダウン・・・













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「アフター」・・・
新たなカムシャフトとカムチェーン装着でござる♪
EX合マークがドンピシャとなり














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IN合わせマークもドンピシャになり♪















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バルブクリアランス調整いたし、各カバー装着いたし完成でした。
・・・エンジンも快調&静かになります♪
(旧車ですから部品交換しただけではなく各調整&加工&見極めも必要作業でござり遂行です。)











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次回はクラッチ系のメンテ・・・

つづく。





# by moriyamaeg | 2018-05-31 23:30 | 整備編 | Trackback | Comments(0)
森山です。
N殿号のつづき・・・
カムシャフト系のメンテでござる。





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IN側カム・・・全気筒、摩耗&虫食いで凹凹でした。











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EX側カムも全て・・・摩耗&虫食いで凹凹でした。

16年前(走行50000km時)のエンジンオーバーホール時には程度良好で再使用♪
・・・その後55000km走破いたし
トータル105000km走行のカムシャフトです。
・・・「よく頑張りました♪」

ちなみに、最短交換記録は国内仕様忍者で
新車購入後わずか6000km走行で
激しい摩耗・・・カムシャフト&ロッカーアーム交換でしたなぁ~。












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削れたカム山の鉄粉は・・・
エンジンオイルで流されカムチェーントンネルを通りオイルパンへと流れます。
(トンネル下側にあるパルサーコイル(磁石)には鉄粉がベッタリ付着っ。)












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ロッカーアームも凹凹・・・交換ですなっ。

・・・つづく。









# by moriyamaeg | 2018-05-28 23:19 | 整備編 | Trackback | Comments(0)

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